最初は題名に惹かれて手に取っただけだった。
昨年末発行されたばかり、
著者にとってもこれが初で唯一の作品らしい。
あまり期待しないで読み始めたのだが・・・
これが大ヒット。
最近読んだ中でも抜きん出て私の好みど真ん中。
奄美大島にかつて存在した奴隷の話。
しかも兄妹系。蛍の光パターン。鉄板パターン。
涙なくして読めるわけもなく。
一応ファンタジーに分類されている分か
取り扱う内容の重さに比べ
目を背けるほどのグロさはない。
その分
人の魂(マブリ)や山の神
そして
人間の中に深くもぐったような感情の引き出し方。
始終胸を締め付けられた。
完全にはまりました。
世界の終わりを待っている人の幸せとは。 いかに。
月桃夜

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