Monday, March 28, 2011

脳が変わる考え方/ 茂木健一郎




偶有性
偶有性とは何が起きるかわからないこと。
人生何が正解かわからないということ、偶有性の本質をもう一度認識すること。
人生何が起こっても不思議ではない。そしてそれを受け入れて生きていくしかない。
偶有性を受け入れよう。偶有性を人生プランにいれよう。そうすることでもっと自由にのびのび生きることができる。

根拠のない自信とそれを裏付ける努力
脳科学的に不可能はほとんどない。説言を突っぱねる。信じて努力する。これが幸せになる法則。

利他性
みんな自分が不安。自分がどうしたら助かるか、どうしたら仕事が得られるか、恋人と出会えるか、経済的に自立できるか、自信が持てるか・・・自分が自分が・・・
「プロフェッショナル」には一つの共通点がある。それは、例外なく、他人の為にということであり、自分の為に、という人は一人も居なかった。プロフェッショナルの仕事の原理には、利他性がある。
みんなが喜んでくれるようにと考えるためには、一人ひとりの個性を超えて、人間とは普遍的にどういう存在か、どうしたら私たちは幸せになれるのか、ということに対する自分なりの考えを持つことが必要。
自分の為から人の為、考え方を変えるだけで、脳の中からわき上がってくるエネルギーは違うものになる。人間の脳には利他的行動の回路があり、他人の為に何かをすると嬉しいというように脳は活動する。
社会というのは不思議なもので、本当にみんなの為に身を粉にして働いている人には、みんながありがとうの精神を持って感謝状がいく。それは社会的承認かもしれない、お金、恋人、かもしれない。結局その人もなんとかなるもの。不思議な話だけど、そういう社会の理を信じられるかどうか。

脱藩
組織に縛られない生き方として、実力さえつけば、所属や肩書きなど無くても何も怖いことはない。日本のガラパゴスな型から出る。自分の興味に向かって猛勉強する。無理矢理努力とは違う。

踊れ!
意味など問うな、生きることの軽さを取り戻すには「踊れ!」ということです。

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